西依成齋の人と書
先日、岸本先生から「西依成齋の人と書」・「西依成齋遺墨秀英」
(岸本三次、中島嘉文 編著)という本をいただきました。
西依成齋(1702年~1797年)とは、江戸時代の儒者で、
小浜藩校「順造館」の第五代目講主を勤めた人物です。
一行書や額書・墓誌銘の類を数多く残したそうです。
特に面白いのは、
成齋の書の特性
現認の「一行書」で、年齢表記の最も若いものは八〇歳である。
書風の点から見ても、成齋八〇代の書は張りのある充実しきったものである。
九〇代の書は、張りとして外側に表れていたものが、全て内部に込められて、
静かな中にも筆の穂先の活躍が大きな呼吸と共に感じられ、
神技とも言えそうな域に達した感がある。
中でも九六歳最晩年の書には代表作が多い。
成齋の書が多く求められたのは、成齋が能書の碩儒であり、
また、その長寿にあやかろうとしたことも考えられる。
(「西依成齋の人と書」第一章 第一節 西依成齋の書 より抜粋)
江戸時代にこんなに長寿な方がいたとはびっくりです!
この本を読むと、西依成齋の書の特徴が理解できます。
作品の図録も付いているので、皆様、ぜひお勧めします!
貴重な本をいただきまして、ありがとうございました。
西依成斎生誕300年記念遺墨展
※この展示は現在終了しています
西依成斎生誕300年記念事業前夜祭の御案内
※このイベントは現在終了しています
若狭と玉名を結ぶ成斉の書展
※この展示は現在終了しています
耕養庵は応援します


(岸本三次、中島嘉文 編著)という本をいただきました。
西依成齋(1702年~1797年)とは、江戸時代の儒者で、
小浜藩校「順造館」の第五代目講主を勤めた人物です。
一行書や額書・墓誌銘の類を数多く残したそうです。
特に面白いのは、
成齋の書の特性
現認の「一行書」で、年齢表記の最も若いものは八〇歳である。
書風の点から見ても、成齋八〇代の書は張りのある充実しきったものである。
九〇代の書は、張りとして外側に表れていたものが、全て内部に込められて、
静かな中にも筆の穂先の活躍が大きな呼吸と共に感じられ、
神技とも言えそうな域に達した感がある。
中でも九六歳最晩年の書には代表作が多い。
成齋の書が多く求められたのは、成齋が能書の碩儒であり、
また、その長寿にあやかろうとしたことも考えられる。
(「西依成齋の人と書」第一章 第一節 西依成齋の書 より抜粋)
江戸時代にこんなに長寿な方がいたとはびっくりです!
この本を読むと、西依成齋の書の特徴が理解できます。
作品の図録も付いているので、皆様、ぜひお勧めします!
貴重な本をいただきまして、ありがとうございました。
西依成斎生誕300年記念遺墨展
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